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伊藤 大剛 (DJ)

2006.03.20
kenko-p (作詞家)
BOB MARLEY&THE WAILERS
「EXODUS」
BOB MARLEY&THE WAILERS 「EXODUS」

kenko-p (作詞家)
 国道313号線沿いにHIDE AWAYという喫茶店が出来た。そこではライブもするらしい。憎らしい程のどかで何もない田舎にそんな店ができるのがちょっとしたセンセーションだった。
 当時モヒカン頭の高校生だった僕はパンクとかロックとか演ったらいいのになという密かな期待を抱きつつ店に偵察に向かった。自転車で30分程走りその店に入った。レコードがたくさん並びギターやドラム、ピアノがあり噂は本当らしい事を直感した。僕は珈琲を頼んだ。マスターと僕以外に誰もいなかった。マスターは黙ってピアノのふたを開け静かに歌い出した。木のにおいがしてひどく粘り気のある熱い空気を感じてくらくらした。誰の曲でどんな内容の歌詞なのかも知らないままに感動してしまった事が衝撃だった。ピアノと歌だけ。何と呼んでいいのか分からない感情だった。マスターは教えてくれた。それは僕にとってはじめてのBOB MARLEYだった。その後レンタルレコード店で借りまくっては聴き漁った。ニューロマンティクスでもロックでもパンクでもないこのREGGAEというBEAT。当時の僕にとって充分すぎる程の衝撃と影響力を持っていた。ゆったりしたリズムにナイフのような言葉。本当にハードな境遇で生き抜いたものだけが赦される優しさ。矛盾する世界に対する怒り、哀しみ。
  BOB MARLEYを好きな人は世界中にたくさんいる。
  ひょっとしたら地球の何処かで今夜もBOBと衝撃の出合いを果たした人がいるのかもしれない。

 BOB MARLEY&THE WAILERS「EXODUS」このアルバムの特にB面はロマンティックでメロウなナンバーが素敵で今でも聴いています。自分の無力さに呆れ、哀しい時は胸に沁みてきます。

 Don't worry,about athing.
 Everylittle thing gonna be alright!
 
l EXODUS

「EXODUS」
BOB MARLEY&THE WAILERS

Island ILPS 9498,
Released June 3, 1977

1.Natural Mystic
2.So Much Things to Say
3.Guiltiness
4.Heathen
5.Exodus
6.Jamming
7.Waiting in Vain
8.Turn Your Lights Down Low
9.Three Little Birds
10.One Love/People Get Ready
11.Jamming [Long Version]
12.Punky Reggae Party [Long Version]