2005.09.04

四谷天窓 presents 天窓オリンピック -決勝戦- より

 

テレビのトップ10なんてもう飽きた、との一言で始まった48組勝ち抜けのシンプル克つシビアなイベントもついに決勝戦を迎え、無事最後の最後まで見届けることができました。数えてみれば149日間という長期に渡るイベントとなったわけなのですが、そこには確かなドラマが生まれ、本物の笑顔、そして本物の涙が生まれ、本当に多くの人々を巻き込んだイベントになりました。

 
   
   

・リハーサル風景

決勝戦というわけでアーティスト達はピリピリしているのかな?と思っていたのですが、意外と落ち着いた雰囲気で自己紹介をし合うその雰囲気はすごく微笑ましく、和やかなムードでした。

←他の出演者のリハーサルを見ながらマイペースな表情を浮かべて待っている太田修さん。
いつもより若干口数の少ない後藤冬樹さんは、座敷きで入念にギターのチューニング。

一回戦からの天窓オリンピック専属PA・yukky。決勝戦はさすがに緊張気味。
←天窓オリンピックの順番は、まさにこういった状況で決められる。
まるで王様ゲームのような(笑)割り箸の先に順番が印され、この瞬間はどのアーティストも緊張を隠しきれないようでした。

天窓オリンピックのルールでは、途中入場、途中退場されるお客さんの投票権がなくなってしまうという特別ルールがあるため、出順には不公平がないのですが、やはり…。

←そうこうしているうちに会場の外にはオープンを待つお客さんがまだかまだかと長い列をなしています。

日曜日のお昼の時間にここまで並ぶ列は、店長吉川曰くサスケさんのワンマン以来だとか…。

   

・開場

←「お待たせしました!開場いたしまーす」の声で次々と入場してゆきます。

←天窓オリンピック常連さんの顔もチラホラ。
開場5分であっという間にうめ尽くされてしまった会場。

アーティストもさながら、お客さんの期待感や緊張感もとてつもなかった。

←楽屋にて、アーティストは精神統一…、かと思えばみんな揃って、何かを読みあさっていました。

 

   

・本番

そんな各々の気持ちをのせ緊張感漂う中、張り詰めた空気を割るように決勝戦は始まった!

ココでもう一度、天窓オリンピックを知らないあなたのためにルール説明。

天窓に出演するレギュラーアーティスト48組による、4回勝ち抜け優勝の149日間をかけた壮絶なバトル。審査は全てお客さんにより決定され、審査方法も独特。詳しくはコチラにて参照。

優勝者には、2005年度四谷天窓グランドチャンピオンの栄冠と、チャンピオンベルトとして天窓オリジナルギター贈呈、2005年度天窓大晦日大トリなどなど特権がたくさんついてくるわけなのですが何より、出演者みんなが本気になってひとつのものに取り組むというのが一番の醍醐味でした。

そんなこんなで決勝戦まで勝ち上がってきた3組のアーティスト、United Master Kitchen、太田修、後藤冬樹がステージに登場!会場からは今までに感じた事のない大きな歓声が渦巻いた。

 

-1組目-
United Master Kitchen
(略して、ゆな吉)

■セットリスト
 声出し
 キラキラ
 聖者の行進
 青
 シュガーかるト
 ラクガキ

風を感じるステージ。
爆笑のMC。
自然と巻き起こるお客さんとの大合唱。

風を感じるのも笑ってしまうのも歌ってしまうのも彼ら自身が音楽を心の底から楽しんでるから、便乗してしまう。音楽が伝わるということはまさにこういうことなのだろうと思う。

ボーカル&ギターと鋭いツッコミ担当の薬師寺ことやっきー。
ベースと天然ボケ−!のチキ

 

-2組目-
太田修

■セットリスト
 鼓動
 君の幸せ、僕の幸せ
 time
 共鳴
 きっとあの頃は
 いつかまた

ギターボーカル、太田修

 

サポートピアノ、ピンクフジシロ

  彼の魅力とは何だろう…それは生の彼と対峙し、生の彼のステージを観た者に分かるその‘誠実’さだろう。今回天窓オリンピックに出場したアーティストの中で一番と言っていい程の誠実さを持っている。ステージが一生懸命なのはみんな同じ。けれど今回、彼程そのライブ迄の‘プロセス’に一生懸命なアーティストはいなかった。ライブハウスに出演する者にとって、間違いなく彼から学ぶべき多くの事が有る。

 

-3組目-
後藤冬樹

■セットリスト
 あの日のアイロニー
 MOVE
 エンドロール
 夏の終わり
 My name is ポチ
 ETERNITY
 遥か
 

10月8日(Sat) 上野恩賜公園野外ステージ(水上音楽堂)
井上ともやす & 四谷天窓 presents ACOUSTIC VOICE vol.18 〜秋祭り〜 入場無料!

10月9日(Sun) 四谷 FOURVALLEY
後藤冬樹 秋のワンマンライヴ「後藤千秋」

 

 

全ての演奏が終了。

「もう結果なんていいじゃないか…。」と思ったのは僕だけだっただろうか?これ以上ない程のベストを出し尽くしたアーティスト。それにこれでもかと応え続けたお客さん達。「勝ち負けじゃない」このイベントを開催するにあたりこの言葉を主催者が発することは矛盾しているかもしれませんが、‘勝ち負けではない’のです。はっきりと言えます。このイベントはどれだけその30分という瞬間にベストを尽くせるかが大切で、勝ち負けはそのずっと先にあって一番重要なことではないのです。集計結果が僕の元に届けられ、結果を見た瞬間、僕は何度も何度もその結果を確認しました。結果を間違えて伝えてはいけない…以上に、この言葉を口にすると終わってしまう…という感情が込み上げてきて、すごく動揺してしまって何度も何度も結果を見つめ直して心を落ち着かせていました。

 

準優勝からの発表。

「United Master Kitchen」

準優勝されたUnited Master Kitchenには天窓からSONY NETWORK WALKMANをプレゼントされました。

そして第1位、天窓グランドチャンピオンの発表は店長吉川から。

←天窓ギターを持ってステージに登場した吉川店長。ひとつひとつ語り出す言葉は重みがあり会場内は一瞬にして静まりかえり、最後の発表に集中をしました。

優勝は…… 「後藤冬樹!」

会場内はひっくり返る程の大歓声、と同時に今までずっと張り詰めた緊張感に押しつぶされそうだった後藤冬樹が倒れこみ、拍手喝采。

四谷天窓から天窓オリジナルギター贈呈。抱きかかえるようにギターを抱え込み暖かい想いが四谷天窓を包みこみました。

 

結果発表

準々優勝 「太田修」

準優勝 「United Master Kitchen」

優勝 「後藤冬樹」

 

全てが終了した後、天窓オリジナルギターにて1曲、四谷天窓コンピレーションアルバムにも収録された後藤冬樹さんの「天窓」を歌って頂きました。

ギターの音色は思っていた通り真っ白な音がしました。終わりはやはり始まりなんだなと、天窓ギターはそう語ってたように感じました。

←ステージ直後、楽屋にて。

 

 

最後に、全48組の出演者、そしてそんなアーティスト達を応援しに来て下さったお客さま。本当にありがとうございました。天窓オリンピックの成功はそんな皆さんのおかげです。「なによりこのイベントを通してステージでは毎回、全力じゃなきゃいけないんだ。一切手を抜いちゃいけないんだ…もちろん、手は抜いた事はないけどこのイベントに出演して改めて実感しました。」と後藤冬樹さんは言っていました。まさにその通りでそんな環境だからこそ見れる、本物の音楽。四谷天窓はこれからもそんな本物の音楽を届けていきたいと心から思っています。

 

本当にありがとうございました。

 

尚、決勝戦のライブ音源が一部CD-Rに収録されます。10月1日より100枚限定で無料配付する予定です。

取材・文:齋藤賢人・橋田北斗, 撮影:高橋慎一郎, Copyright 2005, (c) G.T.O. Group All Right Reserved.