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どんなお仕事ですか?
 僕の主な仕事は、録音、ミックス、マスタリングまでを一人で完結出来るエンジニアです。加えて、 編曲、作詞、作曲、ギター、ベース、キーボードが出来るため、総合的なプロデュースを依頼される ことが多いです。日本にはあまりいないのですが、一口で言えば、エンジニアプロデューサーです。 海外では、ナイジェルゴッドリッチやジムオールクなどが近い存在です。そこに、マスタリングエン ジニアとしての部分が足されている感じです。会社は、インディペンデントレーベル、音楽出版業務、 マネージメント部門があります。要するになんでも屋さんです。ミュージシャンの音楽性を守るには 少人数で船頭を一人にした方がいいというのが持論です。僕のレーベルに所属しているミュージシャン は僕とミュージシャンだけで制作からマネージメントまで完結しているためブレることはないですね。

この仕事をはじめるきっかけは?
 ヤマハ音楽振興会が主催をしていたポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)というアマチュア 音楽の甲子園みたいなのがあって、19歳の時、シンガーソングライターとして応募したら伝統ある地 元福岡の大会でいきなりグランプリをいただいたのです。その後、全国大会や世界歌謡祭にも出演す るようになり、プロのミュージシャンになりました。しかし、そんな甘い世界ではなく、25歳の時に 引退をしました。端的に言えば、挫折です。自信を無くして田舎に帰る準備をしていたらヤマハの方 からスタッフとして誘われ、ヤマハ音楽振興会に入社しました。その後、CBSソニー(現ソニーミュー ジックエンタテインメント)に転職をし、15年間は会社員として制作をやっていました。



手がけたお仕事の内容とエピソードを教えていただけますか?

 ヤマハ時代は、作曲家小森田実のマネージメント、ソニー時代は、To Be Continud(e)、ブリリアント グリーン、センチメンタルバス、フラワーカンパーニーズなどとアマチュア時代に出会い、メジャー に導き、スタジオワークをしていました。独立をした2000年以降は、CLOUD、Cube Juice、 GreatAdventure、リトルタートルズなどに関わって来ました。小嶋隆一というペンネームを使っていま すので、クレジットを見ても分からないと思いますが。。Great Adventureでは、UKツアーに2度行きま した。その時、EMIの担当の方がベルセバとケミカルブラザーズも担当をしていて、ロンドンでベルセバ のライブを観に行った際に、ケミカルブラザースのメンバーを紹介してくれました。そして、ケミカルの メンバーから僕のミックスとマスタリングを褒めてくれたのがとても嬉しかったです。最近は洋楽にも関 わっていてEMIのジャスティンノズカの国内盤ボーナストラックのミックス、マスタリングもやりました。 その流れで、ジャスティンのサポートメンバー、マークペリのデビューアルバムのプロデュースをするこ とになり、最近完成をしました。曲作り、ミックス、マスタリングまで一緒にやったので、かなり やりがいのある仕事となりました。また、女優、上野樹里さんのお姉さんの上野まなさんの7月に発売の アルバムを全面的にプロデュースをしています。こちらは、エンジニアとしてだけはでなく、作詞、 作曲、編曲、ほぼ全ての楽器を担当しています。上野さんは、天窓さんにも出演しているので、ぜひ、 応援お願いします。

あなたにとって「音楽」とは?

 ちょっと難しいですが、仕事としての音楽は、これしか能がなく、他に選択肢がなかったのでやっている 感じです。何度も辞めたいと思ったことがあるのですが、辞めることが出来ませんでした。日々研究ある のみで、一生かかってもこれでいいと思うことはないと思います。趣味としての音楽は、いつの間にか 無くなってしまい、朝起きてから寝るまで音楽のことばかり考えています。よく昔の友達に好きな音楽を 職業に出来てうらやましいと言われますが、もし、好きなだけなら、とっくの昔に辞めていると思います。 もともと好きなものだっただけに、苦しむことの方が多いです。僕にとって音楽とは楽しむことも苦し むことも含めてなくてはならないものです。

これからこのお仕事を目指す人へアドバイスをお願いします。
 偉そうなことは言えないですね。もし、僕が若い年齢だったらどう思うでしょうか。もしかしたら、この 仕事を選ばないかもしれないです。CDは売れなくなり、音楽も幼稚化しています。華やかに見えるのはTVの 世界だけで、あれは虚像ですからね。音楽が好きなら、僕はこの仕事はしない気がします。僕がこの仕事を 選んだのは、音楽には人の心を癒す力があるからです。ロックでもクラシックでもジャズでもJ-POPでも 音楽に求めるのはある種の癒しだと考えています。でも今の時代は、音楽以外にもそういうエンタテインメント はありますからね。これからの音楽業界は、劇的な変化の時期を迎えるでしょうから、そこを乗り越えていく 情熱とそれを支える経済力をどう身に付けるか。その両輪が見えてなければお勧めは出来ません。よく、考えた 方がいいと思います。


リトルタートルズの全アルバム、まだ発売になっていませんが、上野まな、First of December、Number Vogel、 Mark Pelliのアルバムをもし店頭で見かけたらチェックして下さい。最近の僕の作品です。現在の僕の力を100% 出し切っています。また、機会があったら、Great Adventureやジャスティンノズカも聴いてみて下さい。


宮田正広
http://apf.co.jp/