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どんなお仕事ですか?
 会社自体は音楽出版社なので、楽曲の権利関係の取得や管理が主の仕事に思われがちですが、原盤制作やアーティストの発掘や育成も業務としてあります。 その中で私は制作、宣伝、アーティストの発掘育成、それからライブイベントの制作も最近は多少手伝っています。 簡単に言うとアーティストに携わるすべての事で出来る事は全部絡んで口を出しまくる面倒くさい存在です。 現在は仙台のイケメン’ズの制作、四谷天窓で毎月お世話になっている斉藤利菜や大阪の伊禮恵のデビューへ向けての育成、 その他仲良しのアーティストのお手伝いや全国で新しいアーティストを探す等々を行っております。

この仕事をはじめるきっかけは?
 元々は高校2年生の時にアルバイトで、とある舞台監督の助手に付いたのが始まり。 生でお客さんに訴える仕事をされている方々のサポートをしたいと思い、大学は日本大学芸術学部演劇学科へ。 卒業後は東宝渇煙部に所属して多くのミュージカルや演劇に携わりました。 音楽の仕事に転向してきたのは6年前。演劇という限られた空間での表現だけではなく無限の可能性がある音楽の魅力を感じての転向。 でも演劇時代に鍛えられた生で表現する事へのこだわりはまったく消えず、今でもライブハウスでライブを見て身体と心で感じるのが基本だと思っています。 究極の表現は録音物ではなく、やっぱり生でしょう! 舞台袖でアーティストがお客さんから温かい拍手を受けているのを見るのが最高のエクスタシー。 お客さんの拍手は正直ですからね。そこでお客さんが楽しめたか否かがよくわかります。



手がけたお仕事の内容とエピソードを教えていただけますか?

 東宝(株)にいた際は舞台監督や演出助手をやりつつ宝塚歌劇出身の女優さんや経験豊富な大御所女優の付き人的な仕事をしたりしていました。 エピソードは書けませんが、とにかく怖い方々でした。ただ皆さん愛情を持った怖さで、あの時の皆さんの教えが自分の仕事での基本になっています。 音楽業界に転向して最初に接したのが奥村愛子の制作と宣伝。舞台監督の時もそうでしたが、やっぱり現場を見て覚えるのが一番。 その後はiyiyimや拝郷メイコのお手伝いをしたおかげでライブハウスに多く出入りするようになりました。今では週の半分以上はライブハウスに行ってる感じです。 そして昨年デビューした吉田山田と知り合い3年近く育成してきました。彼らのデビューの日はもっと感慨深いものになるかと思いましたが、特に感じず。 それよりこれから先の事考えたら具合悪くなりそうでした。演劇は初日と千穐楽がはっきりしていますが、音楽は終わりがないですからね。 これがダラダラの原因になる事があるので、なんとかきちっとしたいといつも思っております。 あと一昨年にやったC-C-Bの再結成。これは面白かった。ここで色々な方と繋がったりしましたから。彼らも50歳前後ですが、今でも溢れる音楽へのパワーを感じられて幸せでした。 今の上司とは6年間毎日顔を付き合わせるような関係。多くのアーティストを世に出したり、筒美京平先生の作品に多く携わっていて経験豊富な方なので覚える事がたくさんで楽しかったです。 もちろんウザイ事が8割でしたが・・・。やっぱり仕事を覚えるのは付き人が一番だと今でも思っています。今年の4月から独り立ちになったので、今まで以上に必死に精進しないといけませんね。

あなたにとって「音楽」とは?

 音楽とはねぇ・・・。 格好付けた言い方すると、答えがない永遠の旅路。そして究極の心情表現。 元々歌というのは五七五の俳句で心情表現したもの。 それが5分近くのものになっていますが、やはり短い時間で心の琴線を震わせる・・・こんな難しい事はないと思います。 そして世の中十人十色ですから、感じるのも人それぞれ。だから何が正しいかはわからない。 売れたら良い!という方もいますが、歴史に残る音楽がある以上売れただけでは答えではない。 そんな事を考え出すとキリがないのですが・・・。答えや終わりがないのが最高の魅力なんだと思います。

これからこのお仕事を目指す人へアドバイスをお願いします。
 音楽で食べていこうと思わず、まずは楽しむ事から始めて欲しいですね。 もちろん皆さん楽しむ事から始めているでしょうが、初心を忘れてしまって楽に儲ける事ばかり考える人が多くなっているような気がします。 仕事としてやる以上儲けないといけないのはよくわかりますし、自分も実際に稼がないといかん!といつも思っています。 でも基本は楽しむ事。楽しんでいれば忙しさも気にならないし、偉そうな事言っても結局は遊びの延長の仕事なんですから。 本当に稼ぎたいなら別の仕事を模索した方が良いと思います。 95%は辛いのがこの仕事ですけど、5%は普通に生きていて感じる事が出来ない何かを感じる事が出来る仕事ですからね。 だから95%も辛くない!辛いのも楽しくなる。Mじゃないと勤まらないのかなぁ・・・。


 もし見かけたら声を掛けて下さい。 色んなライブハウスに出没しています。 照れ屋なのでぶっきら棒な対応しちゃうかもしれませんが、 音楽に携わっている人(ミュージシャン、スタッフ、お客さん)すべての意見をいつも求めています。 その中から自分の考えを作らないとマスターベーションになっちゃいますからね。


中西康夫 (株式会社 日音)
http://www.nichion.co.jp/