プライベートで会ってても、面白いなあと思う事がすごい似てる。

ーまず二人、仲が良いですよねー。

吉田(以下・吉) 自分と違うのでイライラする事もあるんですけど、尊敬する部分の方が多くて。音楽的な事もだけど、プライベートでもそうですね。「あー、そんなやさしさは僕にはないなぁ」とか。

ー例えばけんかとかはあります?

吉 今まで大げんかは一度だけ。山田は怒ると大泣きしちゃうんですよ。だから全然怒れない。二人でニューヨークに一ヶ月間行ってた事があって、僕はあんまり音楽をやりに行った訳じゃなかったんだけど、彼はそこで音楽をやりたかったみたいで。僕、ギターも持って行かなかったんですよ。そしたら怒りはじめて、もう泣きながら(笑)

ーちょっと想像つかないですね(笑)もともと二人が出会ったきっかけは?

山田(以下・山) 高校が一緒だったんですけど、よっちゃんは軽音部で大人気だったんです。僕はというと美術部で、舞台に立っているよっちゃんの姿がまぶしくって、感動して。僕も舞台に立ちたい、こんな歌を歌いたいと思って。

吉 体育館の一番前の一番真ん中で、いっつも体育座りして聴いてるやつがいて、大泣きしているんですよ、ライブ中(笑)それが山田でしたね。その後卒業してしばらく経ってからの再会でした。

ーそのまま本名のユニット名って珍しいですよね。

吉 いやなんか、名前ずーっと考えてるんですよ。例えば「エスプレッソ・カフェ」とか(笑)

山 初めて聞いた(笑)

吉 いや、やっぱ僕らは「吉田山田」です。名前を間違えられても、どっちが吉田でも山田でも(笑)

ーいえいえ、二人には役割分担がちゃんとある気がしますよ。だからこそライブ中も笑いが絶えないですよね。

山 楽しいんですよ、ほんとに。お客さんが笑ってると、僕らも嬉しくなって笑って、そうするともっとお客さんも笑って、この相乗効果でどんどん楽しくなってくるんですよ。

吉 僕が良かったなと思うのは、二人でプライベートで会ってても、面白いなあと思う事がすごい似てるんです。「これ面白いよねぇ」ってお互いが見せたり、笑い合えたり。それはすごく大きいと思います。

ーそれって狙ってできる事ではないし、それができる二人組ってすごく得してると思いますよ。

吉 そうですよね。だからライブの内容で話し合ってても、だんだん芸人みたいになっちゃったり。音楽が主体とはいえ、MCも結構重要視してて。

ーお客さんが楽しんでいる要因はそこかも知れませんね。そうそう今、10000人の方からメッセージを募っていますよね。

吉 メッセージを貰うだけじゃなくて、僕らが活動している間ずーっと応援して来てくれた人達に何か恩返しができたらなと思って続けています。その人の事を僕らも覚えていられるし。そしてこれ、めちゃめちゃ助けられるんですよ。何度もそれ見ちゃうんです。僕らはいかされているというか、すごくメンタルが弱いんだと思います(笑)

山 あんなにポジティブな歌を歌ってるのにね。

ー確かに歌がすごくポジティブで、今度はそれにお客さんが助けられて、これは助け合いですね。

山 ポジティブな歌詞は、自分達にも歌ってるんです。行き詰まった時には自分達の曲を聴いて、「そうだよな」とか思って。お客さんに「この曲良かった」と言われて気付くことも多いです。

吉 先日、吉田山田の歌をカバーして歌ってくれたものをお客さんから頂いたんですよ。もう僕ら、それに大感動して。あー、歌って勇気くれるなあ!って。僕らまだ、ネガティブな事って歌えないんだと思います。「酒がない居酒屋」みたいで。居酒屋行ったのに酒がなかったら怒るじゃないですか。ライブに来たのに、ネガティブな事ばっかり言われてもねぇ、って。

山 あ、そうね。みんなが笑顔になって帰ってくれた時がやっと、「やったぜいいライブだった」と思える瞬間ですね、やっぱり。

ー「お客さんに元気になって帰ってもらいたい」といえば、同じコンセプトを持つ高田リオンさんと、6月28日に四谷天窓でツーマンライブですね。

吉 「高田吉田山田」の日ですね。めちゃくちゃ楽しみにしてます。もうどうしても声かけられずにはいられなくて、「めっちゃいい笑顔ですね」って言っちゃったんですよ。

ー笑顔に関して言えば、お互い様ですね(笑)

山 ライブのリハーサルを見させてもらったりするんですけど、リオンの場合はほんとに「すごい、絶対合う!僕ら絶対合う!」と瞬間思いましたね。

吉 「あーこれは絶対仲良くなれるわ」っていうね。もうなんて言うか、間違いない日なんですよ、この日は。僕らは楽しいことは間違いない。来ればみんなも絶対楽しいはず。あぁ、なんか楽しくなってきちゃった(笑)

 

インタビュー: 高橋慎一郎 (四谷天窓)
写真撮影: ほんまゆり http://handxhand.net/
協力: 日音

 
音波マガジン
2009年6月号表紙
吉田山田
(よしだ・やまだ)
 
 吉田の甘い魅力、山田の中性的なヴィジュアル。不思議な『ナニカ』を持った二人組が登場!現代の若者のリアルな部分を、世の中のすべてのヒトに伝える。老若男女、様々なヒトに共感を得られる詞。吉田の優しいギターにのせて、山田が歌い出す。すると、そこの世界は不思議と笑顔や、時には涙が溢れ出すのである。ライブではしっとりと聴かせたかと思いきや、山田のMCは観客を笑いの渦に飲み込む事も。聴く人・見る人の距離が近い。それは何気ない毎日の、何気ない出来事・想いを自然に歌う事ができる彼らにしかできない事で、彼らはリスナーと同じ場所、同じ出来事を感じ、歌っているからなのである。2009年、とても気になる二人組・吉田山田が駆け抜けていく。
http://yoshidayamada.com/
YOSHIDA YAMADA ; 吉田結威(写真左)山田義孝(右)
 
「僕らはまだ出会った事のない人がたくさんいて、歌いたい事がまだたくさんあります。だから、今ライブに来てくれている人達はこれからも絶対そばに居て欲しいんです。これから吉田山田に出会ってくれるかも知れない人達みんなに、たくさん会いたいです。そしてちょっとでも、みんなの次の日が元気になったらいいなと願って、今日も明日も明後日も頑張ります。待ってて下さい。みんなに幸あれ。」吉田山田